映画「神様のカルテ」

 2011年8月31日,避暑を兼ねてシネマコンプレックス(映画館)へ行きました。レディースデイ(水曜日)ということもあってチケット売り場には長い行列ができていました。25分間待ってようやくチケットを購入できました。当該シアターに入ると思っていたほどの入館者がいませんでした。他にも魅力的な映画があったのでしょう。

 この映画は現役医師の作家・夏川草介によるベストセラーの同名小説の映画化です。医療の現場と人の命について描いた少し重めの作品です。

 監督:深川栄洋
 出演:櫻井翔,宮崎あおい,要潤,吉瀬美智子,岡田義徳,朝倉あき,原田泰造,西岡徳馬,池脇千鶴,柄本明,加賀まりこ。

 内科医師・栗原一止(櫻井翔)は松本市にある365日24時間対応する救急病院に勤務しています。専門外の診療にも当たり,当直勤務で睡眠が十分に取れないこともあります。

 一止は母校の大学病院に勤めないかと誘われます。どうしようかと悩んでいるところに,大学病院から見放された末期ガン患者・安曇雪乃(加賀まりこ)が現れます。

 一止とともに病院のスタッフの上司・貫田誠太郎(柄本明),先輩外科医・砂山次郎(要潤),救急外来看護師長・外村静枝(吉瀬美智子),病棟主任看護師・東西直美(池脇千鶴),新人看護師・水無陽子(朝倉あき)らの患者と向き合う姿に心を打たれます。

 また,アパート・御嶽荘に住む,大家兼画家・男爵(原田泰造),大学生・学士(岡田義徳)と最愛の妻・榛名(宮﨑あおい)とのひとときに,一止は癒されながら激務に耐える姿も描かれています。

 次のような印象的なシーンやセリフがありました。

 榛名がカーテンの隙間から,一止が庭で泣いているところをそっと見るシーンで,宮崎あおいの右目のアップがありました。スクリーンに引き込まれるような感じがした。また,榛名が神社で願をかける後ろ姿が印象的でした。

 一止が東西主任看護師に昼食を食べに行こうと誘われたときに,「僕には妻がいますから」と断るシーンは新鮮でした。私にはこんなセリフを言ったことも,聞いたこともありませんでした。飯やコーヒーはセーフだと思っていました。

 一止が榛名に,「なんで写真を撮るんだ」と尋ねると,「ほんの一瞬でも誰かの心を救えたら……」と答えました。私も生涯に1枚でもそのような写真が撮れればいいと思っていますが,腕がまだまだです。

 映画のタイトルが映し出される前に,一止と貫田のセリフで「山道を登りながら,こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」と夏目漱石の草枕の一節が出ました。何か意味のあるセリフかと気になりました。単に一止が漱石好きというだけのことなのでしょうか(?)

 一止が病院内をけだるそうに歩く姿を見て,櫻井翔は意外とやるなと思いました。宮崎あおい,柄本明,池脇千鶴はうまい役者だとなと,……存在感がありました。

 身寄りのない一人暮らしの最後は,安曇ばあちゃんのようになりたいと思う人も多いことでしょう。「終わりよければすべてよし」といいます。この映画を見てしみじみとそう思いました。

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この記事へのコメント

okachiyan
2011年09月01日 08:30
あそこは避暑に最適ですが、経験からすると始めは良くても終わり近くには涼しすぎるように思います、羽織るものを一枚余分に持参した方が無難ですね。
良い映画をじっくり見られたのですねー
夢楽
2011年09月01日 08:40
okachiyanさんへ
30分くらい過ぎると寒くなりました。私はこの映画を面白いと思いましたが,観客動員数が気になります。