映画「クライマーズ・ハイ」

 横山秀夫原作の同名小説の映画化です。日航ジャンボ機墜落事故から1週間の地元新聞記者たちの紙面作りを描写した映画です。監督・脚本:原田眞人,脚本:加藤正人,成島出,出演:堤真一,堺雅人,尾野真千子,高嶋政宏,山崎努ほか。

 悠木和雅(堤真一)は,前橋市にある北関東新聞社に勤務しています。販売局の同僚の安西耿一郎(高嶋政宏)と登山に出かけようとしているところに,日航機が長野県か群馬県に墜落したとのニュースが飛び込んできます。白河社長(山崎努)のツルの一声で,悠木が日航機事故全権デスクに任命されます。そしてこの航空機事故を報道する紙面作が始まります。悠木は県警キャップの佐山(堺雅人)らを事故現場へ向かわせます。そんな時,安西がクモ膜下出血で倒れたとの知らせが届きます。無線機の配備もない北関東新聞社が全国紙や通信社と互角の報道ができるのか……。そしてスクープをものにできるのか。ストーリー進行の中で,悠木と安西の息子の登山などの回想シーンがあります。ここで悠木の人物像などが分かります。

 1985年8月12日,群馬県御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落,乗員乗客524人,うち生存者4人,死亡者520人の大惨事を元に上毛新聞記者経験のある原作者が取材現場や地方新聞社内での記者や編集者の活躍を描いた小説の映画化で観客を引き込んでいく力があります。ポスターには,「命を追った,あの夏。御巣鷹山に日航機墜落,死者520名――。走り,叫び,書いた。新聞記者たちの激動の一週間」とありました。この文章がこの映画の内容を表しているように感じました。この映画で印象に残った言葉に,「ダブルチェック」と悠木と安西の最後に交わした会話の,「お前さ,何で山に登るんだ」,「下りるために登るんさ」があります。

 あの事故から23年が過ぎ,取材活動の現場も様変わりしたようです。この映画の時代には現場から民家の電話を借りて原稿を送り,撮影したフィルムを車で運んでいたのでしょうが,今ではイベント会場からパソコンで原稿と写真を送信しているところを見たことがあります。

画像
写真は,映画「クライマーズ・ハイ」の公式サイトからお借りしました。






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