映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」

オール・モンゴルロケ。総製作費30億円。超大型プロジェクト。いかにも角川春樹製作総指揮による作品という印象ですが,見終わった後に感動とか余韻が少ない感じです。

監督:澤井信一郎,出演:反町隆史,菊川怜,若村麻由美,袴田吉彦,松山ケンイチ、Ara,松方弘樹,津川雅彦,野村祐人,平山祐介ほか,原作:森村誠一「地果て海尽きるまで小説チンギス汗(上下)」。

モンゴルの英雄のチンギス・ハーンが遊牧民の族長の子として生まれ,モンゴル統一という偉業を達成するまでを描いています。ハーンの壮絶な戦いとともに,家族への愛憎,友の裏切りなど,若き英雄の人間的な側面も描いています。

この映画の見所は,騎馬民族の戦闘シーン,モンゴルの青い空と広い平野や女性たちの衣装でしょう。迫力のある戦闘シーンと比べて人間的な側面を描くのシーンの軽さが気になりました。ハーンの苦悩や家族愛のシーンでもう少し観客の心をつかむことができれば,戦いに明け暮れていた印象のあるハーンの別の面を引き出せただろうと思いました。若村麻由美の演技とナレーションは見事でした。

映画に出る人名,部族名は当然モンゴル語です。登場人物も多く,カタカナ語に弱い私には難解でした。この映画の中で,ハーンが現れるまでのモンゴルでは戦いに敗れた部族の女性は戦利品として扱われています。「女は快楽の相手か子を生む道具」という趣旨の台詞がありました。その頃のモンゴル女性の社会的な地位を表しているのでしょう。現在の日本では某大臣のように,例え話でも女性を「生む機械」などと言うと非難されます。

話題の映画ですから制作・宣伝費を超える興行収入を上げてほしい映画です。

「蒼き狼 地果て海尽きるまで」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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この記事へのコメント

たんぽぽ
2007年03月04日 18:01
こんばんは。
モンゴルの風景を見てみたいですね。
最近はモンゴルと言えば「相撲」を連想します。
この映画の宣伝をTVで見たような気がします。

今日は、九州では夏日のところもあったとか。
なんか、変ですね。
夢楽
2007年03月04日 19:36
たんぽぽさん こんばんは 
「初日の入場者は全国主要25館の累計で「男たちの大和」を超えた。」との報道がありました。私は「男たちの大和」の方が面白かったです。海外では「蒼き狼 地果て海尽きるまで」の方がヒットするように思います。