映画「バッテリー」

あさのあつこ原作の同名のベストセラー小説(角川文庫刊)の映画化です。友情と家族愛を描いた面白いストーリーの作品です。2006年夏に原作者あさのあつこの住む美作市など岡山県内の10市町でロケが行われていて,青い空や地方のにおいのする風景の中に生きる人たちがきちんと描かれています。映画の舞台になった岡山県新田市は広島県境にある街との設定のようです。この映画の中で岡山弁が生きていると思います。

監督:滝田洋二郎,製作:黒井和男,脚本:森下直,出演:林遣都,山田健太,鎗田晟裕,蓮佛美沙子,天海祐希,岸谷五朗,菅原文太,萩原聖人 など,主題歌:熊木杏里「春の歌」(作詞・作曲:熊木杏里)

原田巧(林遺都)は中学入学前の春休みに父・広(岸谷五朗)の転勤によって新田市に引っ越しました。家族は病弱な弟・青波(),弟を可愛がり巧には冷たい母・真紀子,野球には関心のない父,高校野球監督として甲子園出場経験のある祖父・洋三(菅原文太)の5人です。

巧はピッチャーとしての才能と自信に満ちていたが人を寄せつけない孤独な面を持っていました。そんな中,同級生の永倉豪(山田健太)と出会い,二人は新田東中学野球部に入部します。そこでは監督(萩原聖人)の管理野球が行われていました。巧みはそれに反発しますが,監督や上級生からは疎まわれる存在でした。

野球部員の監督に対する暴行により,野球部の活動を停止します。そんな中で,巧と豪の技術の差によってバッテリーを解消かという状況になります。青波や1年生部員が巧と豪のバッテリーを復活させるために活躍します。

病状が悪化して入院した青波が巧に向かって,「勝ってな・・・・・・お兄ちゃん」というシーンと母・真紀子が野球の応援をするシーンが印象に残っています。あさのあつこ先生が出演なさっていると聞いていましたが,ストーリーに引き込まれて探すのを忘れていました。

天海祐希,菅原文太の演技は見事です。林遣都,山田健太,鎗田晟裕などの少年たちが無難に役柄をこなしていましたというより,好演していましたという方が当たっていると思います。菅原文太といえば私の世代では,「仁義なき戦い」や「トラック野郎」というイメージですが,祖父の役がぴったりという感じを受けました。CGでの巧の投球はレッドソックスの松坂大輔投手の剛速球以上の速さに見えました。

あさのあつこ先生が講演で,「子供たちを,野球を,岡山の景色をこんなにまで描ける映像に負けたと思った。滝田監督に嫉妬した。」という趣旨のことを話されています。原作とは別の面白さもあるように感じました。

映画のキャッチコピーは,「いまだからこそ,できることがある」です。

中学生がいろんな壁に当たりながら成長していく姿に好感が持てます。少年の世知賢い姿は見たくありませんね。子供から大人まで楽しめる映画です。特にラストシーンは良かったですね。その直後に主題歌流れますが,この歌も良かったですよ。こういう映画こそ興行収入を上げて欲しいものです。

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この記事へのコメント

たんぽぽ
2007年03月13日 08:20
おはようございます。
「バッテリー」のキャッチコピー、
「いまだからこそ,できることがある」
私にぴったり。
機会があれば見たいです。
夢楽
2007年03月13日 08:36
たんぽぽさん おはようございます。
私はこの映画をいい映画だと思いました。期待していた以上に面白かったですよ。